2010年度常磐会テーマ


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春の山菜の女王様
「つくし」をおいしく食べてみよう

3月上旬〜下旬にかけて池の土手や野原で見かけるかわいい「ツクシ」。これを見ると、ああ春が来たなって誰もが思うよね。
みんなは、このツクシを食べたことがあるかい?おいしいんだよ。
これからブゼンキッズのフィールドマスター(野山歩きの達人)がおすすめするツクシ料理「つくしの煮付け」を紹介するよ。家族みんなで春を味わってみよう。
料理の下準備
ハカマはクルクルッと、はがす感じで取り去ろう。
ハカマを取り去ったツクシはボウルに入れて区別しておこう。「ハカマ取り」の準備で用意するのは新聞紙とボウルだけ。
まず、新聞紙を大きく広げて、その上にツクシを広げよう。
新聞紙を使うと、ハカマ取りが終わった時、丸めて捨てられて便利だよ。
ツクシには、ハカマと言う節(フシ)がある。これはかたくて食べられないから、料理にかかる前に取らなければならないんだ。
ツクシを食べる上で、ハカマ取りはちょっと面倒なんだけど、家族みんなでワイワイとしゃべりながらやると楽しいもんだぜ。
若いツクシから@→A→B→C→Dの順で並べてみたよ。
若いツクシにはたくさんのハカマがあるけど、やっぱりハカマが少ない方が楽だね。
というわけで、@は脱落。逆にDは成長しすぎてしなびちゃったもの。
フィールドマスターは、A〜Cがおすすめ!(このようなツクシを採るようにしようね)
@〜Bはアクが強くて苦みがあるから大人は大好きだけど、子どもの君には食べやすいB〜Cがベストなのだ。
若いツクシには胞子(ホウシ)という粉がたくさんあるよ。
ハカマ取りの時には、この胞子が舞って鼻がムズムズするので、部屋の風通しを良くしよう。
春の山菜にはアクがあるので、指が黒くなっちゃうね。
これがなかなか取れないんだ。お風呂に入ったときにお湯でよく洗おう。
でも、もし取れなくたって2〜3日で自然に取れるからへっちゃらさ。さ、指の事は気にせずハカマがとれたきれいなツクシをお鍋にいれるぞ。
お料理(下ゆで)
さてツクシを「下ゆで」します。
まず、ツクシを冷水で洗い、キレイな水で「下ゆで」するよ。この様にグツグツ煮立ってくる。
ツクシに火が通って、これ位しんなりしたら火を止めよう。水で良く洗おう。でも、手でゴシゴシしないで優しくね。
驚くなよ、胞子やアクのせいで、出てきた水はえぐい緑色なのだ。何度か洗って、水がキレイになってきたら、良く水を切って。

さあ、これで料理の下準備完了。ここまでできたらちょっとフィールドマスターの秘密技を伝授しよう。
ツクシは旬に食べるのが一番美味しいけど、ゆでた後に一食分ずつラップに包んで冷凍したら、一年中美味しいツクシが味わえてしまうのだ。
味付け(しあげ)
みりん、醤油、砂糖を使って甘辛く煮付けよう。味付けは普通の煮付けと同じだよ。
この分量はママに聞いてね。ごはんのおかずに最高のツクシの煮付けの出来上がり。
ビールのつまみにもイイらしい。パパに作ってあげてくれ。
お好みでさらに溶き卵をかけて一煮立ちしたら、おいしい「卵とじ」の出来上がり!
熱々のご飯にツクシの卵とじをかければ、「ツクシどんぶり」ときたもんだ。「これはうまい!ほんまもんや!」
●おうちの方へ
御紹介した料理法は基本的な一例です。上記以外の材料や方法でもアイディアで楽しんでみてください。
刃物や熱を使いますのでよく見ておいてあげてください。

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