ようこそおかえり。京都高校30回生のホームページへ

当サイトウエブマスターのホームページ作りの原点、子供の遊びの情報サイト「ブゼンキッズ」。文部科学省の子どもセンタープロジェクト終了とともに閉鎖したがもう何年になるだろう。今でも「ブゼンキッズ」で検索する多くのサイトがヒットしてくる。今再び私達の孫と遊びたい場所や遊びの情報をあげてみます。


アオノリ(青のり)とり
冬の最後の贈り物
山国川の青のり採り
豊前平野に春の気配が訪れる頃、山国川の河口に近いところでは青のりが取れはじめる。青のりって知らない?名前は知らなくても君達の大好きな物だよ。お好み焼きやタコ焼きの上にパラパラっとかかっている緑色のいいにおいのする粉みたいな海苔(のり)。あれなのだ。自分で採ってきた青のりでお好み焼きを食べる。ウマイにきまってるでしょうが。さあすぐ出かけよう!

青のりがゲットできるのは2月の1ヶ月だけだ。1月の終わりでは早すぎてまだ生えていないし、3月では腐って茶色になってしまう。山国川の国道10号線よりも下流域の、海水と山国川のきれいな真水が混じり合うところ(汽水と言うぞ)の岩に青々とそしてモクモクと生えているぞ。中津側の岸には岩が敷き詰めてあるから足場も良いし、簡単な道具で君達でも岸からでもきれいな青のりが沢山とれるぞ。言うまでも無く大人の人と一緒に行って楽しんできてくれたまえ。


岸から水の中をのぞくと、緑色の雲みたいに見える青のり。2月の水は冷たいから長い竹竿の道具で岸からからめ取って集めよう。
大人の人は金属の松葉箒(まつばぼうき)でやるが、君達には重いし短すぎる。竹竿の先に金属ブラシを結びつけるのが基本の道具だ。
ママからスチールウールたわしをもらって竹竿にはさむのもグッドだ。スパゲッティみたいにくるくるっとね。岩にもひっかからないぞ。

とれたての青のりはもちろん濡れている。このままでは重いし、車で持って帰りにくいからざるで水を切ってバケツに入れてね。
お家に帰ったら大きなたらいに水を一杯に張って、青のりを良く洗おう。川のゴミがついているからね。よく洗うと青のりの青さが一段と引き立ってきます。
最後は丈夫なヒモや針金を日当たりの良いところに張って青のりをかけて干します。夜は家の中に取り込んでね。乾いたら密封容器に乾燥剤を入れて保存しとこう。
二月の河原は風が強いし青のり採り作業をしていると手足が濡れます。手足がかじかんで動きが悪くなってころんだり、風邪を引いたりしないよう、長靴は当たり前だし、ゴム手袋をつけておこう。帰り道用の着替えは下着、靴、靴下も忘れずに。
それと青のりだって生きている。食べられる量だけ採って帰ろう。
できた干し青のりは友達にも分けてあげてみんなで春を味わうともっといいぞ。
●青のりの採れる山国川流域
国道10号線の橋より下流から河口までの山国川の川岸。
青のりを採っていた人達に伺ったのですが、青のりを採ることは漁業法には触れないとのことですのでブゼンキッズはHPに御紹介しています。間違いがあれば御指摘のメールを下さい。
●青のりをおいしく食べるためにブゼンキッズ特製お好み焼きのページを作ったぞ。見てみてくれ。おいしい「たこ焼き」のレシピを知っている君からのメールを待ってるぜ。



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