東北や北関東は地震/津波の被害で製造や運送が混乱、エネルギーや薬剤、生活必需品等が不足しています。トイレットペーパー/家庭紙に限って言えば東北の工場こそ生産は止まっているかもしれないが全国的には工場は健全。計画停電で関東/静岡の産地の生産性が上がらないのは事実でしょうがそれでも供給は間に合っています。問題なのは都会の安全な地域に居る人まで「買い溜め」してしまうことのようです。東北の被災した人々の苦しみぶりを知りながら、何とも情けない話しです。大分製紙の製造は順調「いつもより余計にわまっております」、要請に応えて何千ケースも関東にお届けしています。他の業種の関東以西の工場も似たような感じで健全に生産中と思います。安心して普段通りにお求め下さいね。こういうとき宮沢賢治のこの言葉を読みたいね。
宮沢賢治
雨にも負けず 風にも負けず 雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだをもち
慾はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを 自分を勘定に入れずに よく見聞きし分かり そして忘れず
野原の松の林の陰の 小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず 苦にもされず
そういうものにわたしはなりたい