求菩提山を越えて英彦山に向かう県道32号線ルートのピークは次郎坊峠・標高580m。自転車で登ってきました。積雪通行止めが解除されたその日に。向こう側の世界ってちゃんとあるんだ・・と感動。でも下りが寒かった〜!
自転車部のページはこちら
2010年度常磐会テーマ


ようこそおかえり。京都高校30回生のホームページへ

当サイトウエブマスターのホームページ作りの原点、子供の遊びの情報サイト「ブゼンキッズ」。文部科学省の子どもセンタープロジェクト終了とともに閉鎖したがもう何年になるだろう。今でも「ブゼンキッズ」で検索する多くのサイトがヒットしてくる。今再び私達の孫と遊びたい場所や遊びの情報をあげてみます。


神様に会えるかも。求菩提山頂上へ
〜鬼が作った石段を登って行こう〜

豊前市のシンボルになっている求菩提山。渓流遊び温泉そり遊びキャンプ自転車など一年を通して君たちに遊びを提案してくれるリゾートです。ところで求菩提山といえば神の山の伝説が最も重要な情報かな。526年(1475年前)に猛覚魔卜仙が修行の場にし始めた。山の中腹にもこっとコブが突きだしたみたいな異様な形をしていて、いかにも山伏が修行したくなりそうな感じ。君たちも修行がわりにてっぺんに登って神様に近づいてみるかい?きっと求菩提山のことや豊前市のことがちょっと違って見えてくると思うよ。
求菩提山麓から山中の駐車場まで

求菩提山への登山口の主駐車場から中腹の駐車場までは舗装された車道になっています。山の自然の為、そして健康の為もちろん歩いた方が良いが、体力に自信が無い人は車で登り、そこで山を楽しむのもありだ。
修行の山らしくあちこちに石仏がまつられています。登山道の途中には湧き水の水場があります。山の登りおりに立ち寄って清水を飲んでみよう。冷たくて、ほんのり甘くて元気が出てくるぞ。ペットボトルを持っていこう。
山中の駐車場に車を停めます。トイレがあるから用を済ませて、歩きだそう。いきなり美しい石段です。結構段差が高いな。石段前の広場には屋根のある休憩所が。ここまでピクニックに来るのも結構良さそうだ。
山中の駐車場から中宮まで

江戸時代の求菩提山には修行をする人達(山伏)が645人も住んでいました。山伏の住居を坊と言い、その跡が石垣です。現在も残っている坊あるよ。当時の食べ物は下っぱの山伏がふもとから担ぎ上げたんだって。大変だったろうなあ。
岸壁の洞窟は五窟と呼ばれて祠(ほこら=小さな神社みたいなもの)がまつられています。登山道(というか参道)の両脇にある杉の木の立派さはどうだい。歩いている間にも心がきれいになっていきそうだ。いや、本当だよ。
「獅子の口」という泉は上宮の巨石の下から湧き出る神聖な水です。この水を飲み、体をきれいにして一息入れ、衣服を整えて、いよいよ中宮への鳥居から先の神様の領域に入って行きます。
中宮から上宮(頂上まで)

有名な求菩提のお田植祭りは豊前に春を呼ぶお祭りとして有名でこの中宮で行われます。張り子の牛を使う代かきはユーモラスに、また花笠をかぶった12人の稚児による田植えはしばし見る人の心を和ませてくれます。
「鬼のあぶみ」中宮から上宮への181mの石段は鬼が作ったと言われています。1000年も昔鬼の力でも無いと作れないと思うのは当然だね。この石段にまつわる愉快な伝説はこちら
伝説では999段を鬼が積んだことになっているので途中まで数えたが、段が乱れているのと呼吸が乱れるのでとても数え切れません。すごい角度できつーい。登る途中に木の間から差し込む光が神々しいぞ。
上宮(頂上にて)

上宮(頂上)に到着っ!上宮の裏には磐座(いわくら)という巨大な岩がたくさん。昔、天よりここに神が降りて籠もったと信じられ、求菩提山の神様の信仰が始まったらしい。事実5世紀の頃の土器などが岩の間から掘り出されているのだ。
辰の口という岩の洞窟の穴からは一年を通じ蒸気が噴き出しており、冬に求菩提山に雪が積もっても、ここだけは雪が積もらない不思議なところです。巨石の間には雷が落ちて折れてしまった大木もあるぞ。みんな神様の力かな?
頂上は残念ながら大きな木がたくさん立っているので眺めは良くありません。でもここから護摩場跡を抜けて尾根をたどると2時間30分で犬ヶ岳の「一の岳」に歩いて行くことが出来るらしい。(君たちはやめといたほうが良いな。)
求菩提山の植物

春にはツツジやシャガの花が咲き乱れて美しい。秋にはもちろん紅葉が。冬の雪景色も最高だな。夏には体を動かして汗をかいた跡ふもとの冷たい渓流で小魚を追ったり、泳いだり。一年中楽しいぜ。何たって森林浴をしながら歩くことは健康にいいんじゃないか。



all right reserved/T. Takita