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| 外は暑いので万一の熱中症等発生しないよう迅速を最優先に受付カウンターは三連に拡大、受付作業をスムースにこなせるようにしました。チケットは完売だったので販売活動は無かったのですが、当日券を求めて並んで下さった方の為来賓席を解放約20名の方の御入場を受け入れ満員となりました。 | | 満員の行橋市民会館。招待中学生は早めに前のほうから詰めて着席してもらいました。実はマーチングバンドは全体の動きの良さ、音のバランスを楽しむ為やや後ろから見た方が良いので来賓席や一般席は後方になっているのです。でも若い諸君には耳や腹に応えるドラムのサウンドは心地よかったではないかな。 |
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総合司会は総会実行委員長たっちゃんこと森辰彦君と広報委員フルートさんこと土肥(今倉)慈子さん。二人は30回生現役の時の京都高校ブラスバンド部の部長(トロンボーン担当)と副部長(フルート担当)でした。フルートさんは会場の8メートル大看板にも描かれたフルートを持つ少女のモデルであることは30回生はみな知っていますね。彼女の少女のような澄んで良く透る高い声とたっちゃんの軽くハスキーだが高めのまじめな話しぶりの声は良い組合せの司会でした。二人とも装いも良く、やはり精華の吹奏楽部の意味が一番わかる二人をMCに起用したのは正解でした。
※ところで、二人の持つ式次第カバーは、「せっかく綺麗に出来たプログラム(栞)にメモを貼り付けるのは製作者に申し訳ない、とB5版に縮小して透明カバーを掛け、片手で持っても腰がしっかりしたもの」でした。まあそこまで手間をかけるなら制作者としてはオリジナルのままどんどん使ってもらっても良いTPOだったと思うけど、この二人らしい誠意が感じられるエピソードです。結果的に片手で持ってちょうど良い美しい出来映えのMC原稿カバーでした。 |
第1部 クラシック編 |
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ショスタコーヴィチの祝典序曲
夢への冒険・ルイ・ブージョアーの賛歌による変奏曲等のでクラシック曲で第1部開演。精華の演奏技術を見せつけるような音です。音の澄み方、伸び方、一体感が違う。精華を知らない「女子高のバンドでしょ?」という偏見は完全に払拭され演奏五分で感動の涙。 | | 精華女子高指導者の櫻内先生の発案で祝典序曲を京都高校吹奏楽部とのバンダ(二つ以上の吹奏楽団のコラボ)を行いました。京都高校の生徒はステージ対面に陣取り元気に演奏しました。いきなりの見せ場である前後のステレオ演奏に会場は喝采を送りました。 |
第2部 ポップス編 |
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5分間の休憩の後、派手な衣装に切り替えて第2部ポップス編に。エル・クンパンチェロ、「嵐」メドレー、ザ・ヒットパレード、ドリームガールズ、ペッパー警部、きよしのズンドコ節、永遠にともに、こちら葛飾区亀有公園前派出所、ミュージカル、美女と野獣と続きます。
精華のすごさは演奏は出来て当たり前、バレエ、或いは新体操に近いアクロバティックな動きの素養まで子供達が身につけ堂々とエンターテイメントを展開することです。 | |
| ステージでの「永遠にともに」に合わせて、会場には2000本のサイリューム(発光ブレスレット)が配布されステージと一体になって会場の緑に染めました。精華の公演ではサイリュームは頻繁に使用されるのですが、通常ピンク・黄・オレンジ・緑・・・とメーカーが色を取り混ぜて納品してくるのですが、そこはこだわりの30回生、逆に精華の子供達を驚かせてやろうとテーマカーラーの緑一色に統一したのサイリュームを入手して会場を「蒼き世界」或いは「心の故郷」をイメージする幻想的な場所としました。 | |
| | 精華は「W E LOVE(ハートマーク)常磐会」というボードを手作りして持ち込んできてくれました。素晴らしいサプライズをありがとう。「美女と野獣」の着ぐるみ衣装は精華の保護者達の手作りと聞いていますが見事な物です。 | |
第3部 マーチングドリル・カラーガードショー・パーカッションショー |
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チャイコフスキーくるみ割り人形
ドヴォルザーク新世界より
アイ・ハブ・ア・ラヴ
トゥナイト
ライズアゲイン
アンコール
シャインダンス
ヤングマン(YMCA) | | |
精華と言えばマーチングなのです。ワールドチャンピオンも受賞しており間違い無く世界のレベルのショーが展開されています。惜しむらくは彼女らが全力を見せるられる広さでは無いということでしょうか。肩が上下しない特殊な歩行方法、全く乱れのない整列・解散・回転そして勿論リズムも。見る人はただ圧倒されるばかりの光と音の渦。彼女らの青春の情熱をちぎって音に籠めて送り出しているような、いや音の固まりをぶつけられているような迫力でした。カラーガードの幾何学を計算したような次々と連続して変わる色と形の表現、バトントワラーの重力を感じさせないようなアクロバティックで躍動感のある動き。見とれてしまいました。来年の常磐会総会も精華に来て欲しいと余計なことまで思いました。精華の子供達、「蒼き季節 君と夢みし」は君たちのことだと思います。今日は良くぞ遠くから来てくれました。本当にありがとう。
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アンコールを終えて御礼の花束贈呈
客席も一体になったアンコールのヤングマン(YMCA)の後、京都高校現役3年生のモモカさんとヒカル君による感謝の花束贈呈です。モモカさんより指導・指揮の櫻内先生へ、ヒカル君より精華吹奏楽部のキャプテンにそれぞれ花束が手渡されました。モモカさんも京都高校吹奏楽部でサックスを担当していました。
二人とも非常な緊張感があったと思いますが立派に出来ました。総会でも頑張ってくれたんだよね。ありがとう。会場に招待した約350名の中学生達もきっと大きな物を持って帰ったと思います。
常磐会は素晴らしいイベントを紹介して、京都高校に入学したい子供達にアピールしたかったんだけど、こりゃ精華女子高に入学したい子が増えちゃったか(^^; | |
画像でも見ていただけるとおり、精華の生徒達の立ち姿の美しいこと!全員ふらりともしません。企画者として精華の統率ぶりを客席に見てもらうため、あえて緞帳を下げていない状態でステージへの入退場をしてもらいました。精華の皆様ありがとうございました。
櫻内先生には御無理をお願いしてそのままお残り戴いて、総会懇親会への御来賓として御参加を戴き貴重なお話を伺うことが出来ました。 |